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icon 2013.10.12

スペインと中南米映画の祭典「第10回ラテンビート映画祭」開催中 東京、京都、横浜、大阪を巡回

今年で10周年を迎える「ラテンビート映画祭」。

スペインと中南米から、ドラマあり、アニメーションあり、ドキュメンタリーあり、話題の新作と旧作あわせて全19作品が集まった。

東京、京都、横浜、大阪と巡回し、各地で来日ゲストとのQ&Aも行われる。

 

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『イノセンテの描く未来』 Inocente  
(c) by Sean Fine courtesy of Shine Global

 

注目はスペインの鬼才ペドロ・アルモドバルの新作『I’m so excited!』。3人のオネエ系客室乗務員が繰り広げるドタバタコメディで、初期作品『神経衰弱ぎりぎりの女たち』『アタメ』の路線にカムバックか?

2013年カンヌ国際映画祭監督賞を受賞したアマ・エスカランテの『エリ』は、麻薬密売組織と警察の癒着、貧困、暴力、経済格差といったメキシコの暗部に鋭くメスを入れた社会派サスペンス。

老いへの不安や孤独感を抱えながらも、自立して生きようとする58歳離婚歴ありの女性を描いたドラマ『グロリア』も見逃せない。主演のパウリナ・ガルシアは、2013年ベルリン国際映画祭主演女優賞を受賞した。

 

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 『エリ』 Heli  
©Martín Escalante / Mantarraya

 

またCanana Films社など、メキシコ、コロンビア、チリ、アメリカの制作会社が共同で立ち上げたParticipant PanAmerican製作の作品も特別上映する。

 

関連イベントとしてブックカフェ「ブルックリン・パーラー」では、メキシコ、ペルー、コロンビア、チリの料理が楽しめるフードフェア「Brooklyn Parlorで味わうLBFF」を開催。「ラテンビート映画祭」の写真展やラテン関連書籍フェアも行われる。

詳細はこちらから。

 

日本にいながらにしてスペインと中南米の息吹を感じられるチャンス。お気に入りの一本を見つけたい。(がけっぷちあにろっく)

 

 

 

●Information

第10回ラテンビート映画祭

http://www.hispanicbeatfilmfestival.com/

 

東京:10月9日(水)~14日(月・祝)@新宿バルト9(新宿三丁目イーストビル9階)

京都:10月17日(木)~20日(日)@T・ジョイ京都

横浜:10月24日(木)~27日(日)@横浜ブルク13(TOCみなとみらい6階)

大阪:11月8日(金)~10日(日)@梅田ブルク7

※詳しいタイムテーブルはこちらから。

 

前売券:1回券1500円

当日券:1回券一般1700円、大学生・高校生・専門学校生1500円(要学生証)、小人(3歳~中学生)・シニア(60歳以上)・障がい者手帳をお持ちの方・障がい者手帳をお持ちの方の同伴者(1名様まで)1000円

回数券(5枚綴り):6000円

 

【上映作品】

『I’m So Excited!(英題)』(スペイン)監督:ペドロ・アルモドバル/出演:カルロス・アレセス

『ブランカニエベス』(スペイン)監督:パブロ・ベルヘル/出演:マリベル・ベルドゥ、マカレナ・ガルシア

『5月5日の戦い』(メキシコ)監督:ラファ・ララ/出演:クリスティアン・バスケス、クノ・ベッカー

『ふたりのアトリエ~ある彫刻家とモデル』(スペイン)監督:フェルナンド・トルエバ/出演:ジャン・ロシュフォール

『ワコルダ』(アルゼンチン・仏・スペイン・ノルウェー)監督:ルシア・プエンソ/出演:フロレンシア・バド

『リオ2096』(ブラジル)監督:ルイス・ボロネーズィ/声の出演:セルトン・メロ

『パブロ』(米)監督:リチャード・ゴールジェヴィッチ/出演:ジェフ・ブリッジス、アンディ・ガルシア

『マジック・マジック』(チリ・米)監督:セバスティアン・シルバ/出演:ジュノー・テンプル

『エリ』(メキシコ) 監督:アマ・エスカランテ/出演:アルマンド・エスピティア

『イノセンテの描く未来』(米)監督:ショーン・ファイン、アンドレア・ニックス・ファイン/出演:イノセンテ

『チコとリタ』(スペイン・英・キューバ)監督:フェルナンド・トルエバ、ハビエル・マリスカル

*フィルムプロジェクト:中南米の映画ファンド「Participant PanAmerican」製作の最新作5本&旧作3本。

『ダヤニ・クリスタルの謎』(英・メキシコ)監督:マーク・シルバー/出演:ガエル・ガルシア・ベルナル

『NO』(チリ)監督:パブロ・ラライン/出演:ガエル・ガルシア・ベルナル

『暗殺者と呼ばれた男』(コロンビア・アルゼンチン)監督:アンドレス・バイス/出演:マウリシオ・プエンテス

『グロリア(仮題)』(チリ・スペイン)監督:セバスティアン・レイロ/出演:パウリナ・ガルシア

『クリスタル・フェアリー』(チリ)監督:セバスティアン・シルバ/出演:マイケル・セラ

『アベルの小さな世界』(メキシコ)監督:ディエゴ・ルナ/出演:クリストファー・ルイス・エスパルサ

『トニー・マネロ』(チリ・ブラジル)監督:パブロ・ラライン/出演:アルフレッド・カストロ

『ある殺人者の記録』(コロンビア・メキシコ)監督:アンドレス・バイス/出演:ダミアン・アルカザール