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icon 2014.4.27

「きみはアストロン6を見たか?」読者レビュー大掲載~製作費8万円のZ級SF映画『マンボーグ』編~

コードは束ねてしまいましょう

配線むき出しのロボコップ、カムフラする気がないターミネーターという感じで蘇えったマンボーグが、ドラキュロン伯爵率いる地獄軍団との最後の戦いに挑む。チープな合成、ピコピコ電子音、本気なのかギャグなのか判別しづらい笑い。最初は戸惑ったんだけど、見ているうちに感覚がマヒして来たのか、乗ってきている自分を感じた。

マンボーグと運命を共にする?ちょっとたるんだ力王みたいな格闘技の使い手・ナンバーワン・マン、シリアスになればなるほど笑える射撃の名人・ジャスティス、その妹でだんだん可愛く見えてくる(ここがミソ!)ナイフのエキスパート・ミーナとの友情は全く隠れていない隠し味。コロシアムでのモータル・コンバットな闘いは、独特のグルーブに巻き込まれて、軽くトリップ状態だった。きっと一杯ひっかけて見たのが原因だと思う。ここまで書いて、全然褒めている感じがしないんだけど……。いや、面白かったんですよ(汗)。

とにかく一度ダマされたと思って見てください。DVDには、劇場公開同様に特典として短編やフェイク予告編が付いているお得仕様。なかでもおススメは、『バイオコップ』の予告編。これ長編で実現したら絶対見に行く!トロマさん、日本の配給さん、よろしくお願いします!

(埼玉県 B級ってそんなに低くない気がする 38歳)

  サブ1

 

無題

バイトが終わんなくて見られなかった『マンボーグ』がまさかの再上映。しかも渋谷のアップリンクでやるとは。だって普段はアート系やドキュメンタリーばかりやっている劇場ですよ。1Fだっておしゃれなカフェ・レストランですよ。受付には若い女性が座ってますよ。オレ、もう完全にアウェイを覚悟して行ったね。勝負服はもちろんコアチョコT。ところがね、行ってみたらなんかそれほどでもなかったっていうか、なんつーのかな、アングラ感があるというか、秘密の小部屋みたいで良かったんだよ。食わず嫌いで、いままで行かなくてゴメンナサイ。そんな小部屋でみたマンボーグは、98円だけどそこそこ美味くて量もちょうどいいカップ焼きそばというか、5足480円の特売で買った靴下が、無○○品やユ○ク○よりずっと履き心地が良かったみたいな、オレみたいなやつにはジャストフィットな映画だったね。強いんだか弱いんだかわからない主人公っていうのがいい。作っているやつらの技術はあるけど金が無いっていうのがいい。金は掛けてないけど情熱を掛けているのがいい。そしてなによりタイトルがいい。またこういう映画を上映してくれよ、なんてアップリンクHPみたら、オイオイなんだよ、ホドロフスキーが来るわ、白石晃士の「コワすぎ!」の特集をやるわで、いい感じじゃねえか!

(東京都 マン○ー具 35歳)

 

 

 

●Information

タランティーノよりマニアック!バートンよりファンタスティック!カウフマンよりクレイジー!

世界を熱狂させた超刺激的な2大作、日本上陸!!

『アストロン6の進撃!』

 

『マンボーグ』

DVD&Blu-ray、絶賛発売中!

 

『ファーザーズ・デイ/野獣のはらわた』

2014年5月14日(水)、DVD&Blu-ray、発売予定!

 

HP: http://astron-troma.com/