icon 2013.4.6

マヒトゥ・ザ・ピーポー(下山)◆いきのこりのしこり(第1回)

べじたぶるファック

 

コンドームの中にたまった、白濁の海の中に、こんにちはこんにちは。うまれることができなかっただよ`sベイビーが、何億人もぶうぶう文句。声はとおく、きけね、きこえねえ。ことにして片付ける大人のお対応。

俊敏かつ無駄のない、が、褒められ賛辞の拍手雨アラレ、で、壊れかける脳。耐えられない皮膚と皮膚の隙間にはマチ針一本はいる隙間だってないんだから。

どうして境界線なんかつくったんでしょう?

アダムとイブに説教かましたいマヒトがわたし。

親と言われたヒトがつけた名前らしい。

ほんとかもしれないし、うそかもしれない。今では誰にもわからない。

とりあえずその名札を胸につけ生きている、今の今。

カラダもサラダのボールの中に一緒くたにほうりだされ、レタスとかき混ぜられ血まみれの赤い彼岸花のような真っ赤赤赤のつきだし。断ったら席代とる貧民居酒屋にだけ有効に響け、ノストラ終末論者の声。なんなら加勢しますよ滅びの騒音ソングed by GEZAN

とにかく筆で網膜をなぞるブルーの殺意が、活字の可能性を否定します。

もううんざりだい。

コトバで音楽を語りたがるライター癌もどきのうんちく聞けねえ。

血をながせ。血をながせ。

もはや体温のないものを信じません。

汗をだらっだらにかきながら、いずれ飛んでくるボールを信じて、十年間ふり続けるバットの空振りの音。空き地、髭面三十路の血豆、夕焼けが照らす高校球児用のユニフォーム、いつでもいけるさ。いつでもやるのさ。走り出すのさ。

その空き地の前をアイフォンいじくりながら、通り抜けるサボテン。目も耳もない。とりあえず生きてる風味。それがキミ?可能性あるでしょ。考えて皆。

家に帰ればだよ、栄養を胃袋にながしこむためだけに顔をむかいあわすサボテン一家、そこに会話はない。必要最低限レトルト夫婦。テーブルの下で最近できた彼氏とホテルにいく約束をとりつけるサボテン次女(17)

股ぐらには黄金のサンショウウオを飼っている。

彼氏は、実はそのサンショウウオにしか興味なく、サボテン次女(陸上部)には全く好意などないのだが、その辺は10年代の感覚なのだろう、サボテン次女(逆子でうまれる)も最初からわかっており、いやむしろ、サボテン次女(5歳で左利きを直され、はじめて反抗心が芽生える)も彼氏の東京タワーに夢中なだけであり、とくに体臭や足の短い様などに殺意を覚えるほど不快におもうことがあるのだ。

は、おいといて、これはマヒトゥ*ザ*ピーポーという男の連載のはじまりなのでして、さてさてと冷静と情熱の間を泳ぐ蛇になって考えた。

はて、言いたいことってばなんだろう。

細胞たちに問い、文章はわりかし民主主義的な方法を用いて進められた。

とりあえずそれらしいことでも言っとくか(取り急ぎ)

今日、わたしが気になるのは魚の目玉をほじくり食すギャルは不細工であればあるほど愛しくおもえてくるというマジックであります。

これはスカトロな発想からはじまっているのだかなあ。

どうして汚ければ汚いほど愛しく思えるのか。

処女崇拝、潔癖、新品シーツ主義に対する、ある種のカウンターであることは間違いないんでしょう。

今日の音楽に疑問がずっとつきまとう、どうして?なして?そんな安直な表現をするんだ?

この答えは、シンプルで、ルーツにカウンターカルチャーがあるか否かっていう話しなんだと思ったのです。

それとこれとあれを足して、三で割ってしゅぅぅぅぅぅぅぅぅーーーーーーーーーりょーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーうううな音楽が溢れかえっているので、癲癇と白目パチパチをくりかえしてきたわけだけど、最近「あぁ、なるほど」って合点がいったわけだよ。

自分としては思いもよらなかったんだけどね。

Mステに夢をみて、カラオケでうたうに飽きたらず、ぴかぴか照明をあてられにステージを目指すだけの健全なJpoperは筋通してJ popやればいいのにと思うんですが、サブカルに精通してる感をかもしだすのが粋なんでしょうか、東京難民のみなさま、ぼくにはわけわかんめーです。

本当、新譜レコ屋に火をつけたくなるね!burn burn!許可ださんかい、猪瀬都知事さんよ

とにかく魚とにらめっこ十数分しながら思ってるんだけどなあ、目の色は信じるなよ。だまされるぞ。これだけは嘘でないとみんな信じてるんだから、一番はじめにだまされるぞ。これは人間様の目玉のはなしだ。

お魚の濁った目にうつる自分の瞳は連日の不眠と花粉症による炎症で真っ赤だった。

色が透明であるほどにうまいというのは間違いなく間違いだ。おそらく、瞳は柿などに近い種類の食物だろうと予測される。完熟にむかえばむかうほど甘みのますような。

して、ひとのカラダはどうだろう、やせ細り骨に皮だけになっていく。どうやら真逆の産物のようだ。

では、うたはどうであろう?

おれのうたの食べ時はいつなんだろう?

好きな時に食べて吐いてくれたら、し あ わ せ さ。

 

 

 

●Profile

マヒトゥ写真マヒトゥ・ザ・ピーポー

ロックバンド「下山」のギターボーカル

http://gezan.web.fc2.com

http://mahitothepeople.tumblr.com