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icon 2014.9.13

§✝§の頭脳、swaptvとドリフトするインターネット・カルチャーの深淵――VA『FRESH EVIL DEAD』リリース記念インタビュー

 いま日本には、面白いと言われているバンドが数多くいる。そのなかでも筆者が熱心に追いかけているバンド、それが§✝§(サス)である。§✝§のライヴを初めて観たのは、筆者も寄稿した『MASSAGE』9号の発刊を祝うレセプション・パーティー。それは端的に言うと、「衝撃」という言葉が相応しいパフォーマンスだった。眩いストロボを大量に浴び、その後は矢継ぎ早に情報が飛び出してくるVJで意識を変容させられ、絶叫に近い速射砲ラップでトドメを刺される。すると思考は活性化し、いわゆるハイな状態に突入した。そうなってしまえば、そんな自分自身を受け入れるのみ。終始、§✝§が放出するサウンド、映像、光などの「情報」に身を任せるしかなかった。「まるで、ルドヴィコ療法を受けるアレックス・デラージ(映画『時計じかけのオレンジ』の有名なワン・シーン)ではないか!」と思いながら。

 

 ライヴ終了後、「あの『体験』は何だったのか?」と考えてみた。音楽的には、ウィッチハウスやヴェイパーウェイヴといったインターネット・ミュージック、あるいはニューウェイヴの影響が色濃いノイズとも解釈できるし、トータル・アート的なライヴ・パフォーマンスは、ラファエル・ローゼンダールやジョー・ハミルトンなどのポスト・インターネット世代を代表するクリエイターにも通じると思ったり。だが、当然答えは出なかった。それでも唯一わかったのは、あの「体験」がとても素晴らしく美しいものだったということ。その日はこれで十分だと思い、別のことに思考を巡らせた。

 

 とはいえ、頭の中から完全に§✝§を排除できるはずもなく、こうして書き仕事をしているときも、「あの『体験』は何だったのか?」とふいに考えてしまう。ならばいっそのこと、§✝§の「プロジェクター」であるswaptv(スワップTV)から話を聞こうと思い立ち、今回のメール・インタヴューが実現した。§✝§とは別にde!nial(ダニエル)というバンドでも活動しており、そのあたりも含めていろいろ話をしてもらった。おそらく、この記事を読んでいる人のなかにも§✝§の虜となった人がいるはずだ。そんなあなたにとっては§✝§をより深く知るための、そして§✝§を知らなかった人にとっては、強い興味を持つキッカケになるインタヴューだと思う。それでは、マインド・ファックの始まり始まり……。(取材・文/近藤真弥)

 

【HEATHAZEエクスクルーシヴ音源】swaptv「triskaidekaphobia」(2014)

 

※LLLL×セーラーかんな子×swaptvの鼎談はこちら

※セーラーかんな子の単独インタビューはこちら

 

 

 流れるコラージュのインターネット感を示したかった

――de!nialではプラスチックスやP-MODELを連想させるニューウェイヴな音も鳴らしていますが、swaptvさんがよく聴いている音楽を教えてください。

 

swaptv:de!nialは2006年頃組織され、始めギターおよび生のドラムを使用しており、レディオ4とラプチャーなど、以前にしばらくの間流行していたポスト・パンク回復で影響を受けて、始められたバンドです。そこに、さらに80年代の場面へ切望していた、東京ロッカーズ、そしておよび、ノー・ニューヨークなど、シンセサイザーと標本検査係の使用、不調和の感覚を感じ始め、またそれを少しずつ記録するために、プロツールを導入したのが大きな転機となりました。それは出すことが非常に楽しい音を想像する間に専念しました。そしてプラスチックス、またアタリ・ティーンエイジ・ライオットを掛け合わせたような第一のDTMでしたが、組み立てられました。

 

――ミュージシャンに限らず、音楽活動において影響を受けた人はいますか?

 

swaptv:プラスチックスは大きい。それは本業でない、こその音楽およびタッチへの距離感、私がその佐久間正英の存在が支援したと思う、よい意味中の策略を演奏している、もちろん。残りはそうです、TACO、そして山崎春美。§✝§の音楽を考えれば、私は、それはまさか全く接続されないと思います。しかし、ばるぼら『NYLON100%』はバイブルです。

 

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――§✝§はde!nialとは別のバンドだそうですが、§✝§の結成当初から、現在の編成に至るまでの経緯を教えてください。

 

swaptv:3人メンバーの暗い周波帯は1番目から構築される予定でした。バンド名もその時に決定され、1番目からのSASUとして綴っていました。しかし、何に数年活動がなかった一方、誰がswaptv個人の中でさえずりで偶然見たかはスズキーの再ミックス収集に参加します、それがそうである思考、それが実行しても、退屈、レコから実際のものをそばに求められた(急いで)が単独で実際–帯状体–私があなたを現われさせました。また、それは活動を始めました。私は、バンドで必ずしもシーパンク、蒸気波およびニューエイジのような1つのジャンルでなく、流れるコラージュのインターネット感じを示したかった、へ、1つの、その後、オリジナルの暗い波ではなくTumblrによって引っ掛けられたとされていた魔女家を通り抜けて下に置きます。見るために来る音楽以来の水夫(カンナ)ライヴ、また興味を持っている、さらに近くあった、私の子どもは招待しました。

 

――§✝§のSoundCloudにアップされている曲のなかには「ウィッチハウス」とタグ付けされたものもあります。このあたりのインターネット・ミュージックと呼ばれる音楽に興味を持ち始めたのはいつ頃からですか。

 

swaptv:三角形のリリースがスタートした後、魔女家が認識されました。以来–私は、それは後ろにしばらくの間あったと思います。1番目からのセーレムの「キング夜」から大きな衝撃を得にちょうど行っていたので、それはここでチルウェイヴからです–私は考えました!。今夜さらに故障した死の残像が本能的に呼吸される場合、盗む狂人愛を圧縮したのはリキュールのような小さく寒い結果です。それは、音クラウドのタグ文化あるいは時間からのバンド・キャンプに興味を持っていました。

 

 

――また、チルウェイヴ以降、発祥地を持たずにインターネット上で生まれ発展していく音楽、いわゆるインターネット・ミュージックが増えています。僕からすると、swaptvさんもインターネット・ミュージックに近い存在に見えるのですが、swaptvさんなりに現在のインターネット・ミュージック、そしてこれからの展望などはありますか?

 

swaptv:これは難しい質問です。第一に–音楽はそうであるとそれが思うので、以下、音楽、あるいは音楽以下に(インターネット)である–物理的である–私は、本質は変わらないと思います。である、どれがどのようにリスナーの音楽への距離、および情報がどこさらにかを変更しましたか、それが音楽で他方では着いたプロセスが、使用中になった時異なる。それは魔女家、シーパンクおよび蒸気から始まります、それ、および日本でさえゴルジェおよび詩芯と呼ばれる音楽の中で揺れる、さらに音楽であると言えることができる、生産した、によって(ちょうど)インターネットがちょうどありました。冗談のように多くの動作がさらに実際にあります。また、異様な早さによって消費された10年後に、誰も思い出さないのは移動になるかもしれません。しかし、それが私にとって非常にインターネットのようであることが考えられます。明瞭なメッセージ自然はさらにありません、その結果、芸術家の本質はまた掘って作られないかもしれません。自由時間の冗談。何[/もの/ごみのように]それはインターネットの海洋へ漂流します。したがって、それが面白くても、私は考えます。