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icon 2014.4.17

映画『バチカンで逢いましょう』予告編コラム「ぼくらは、いつだって日本語で考えている」

映像ソフトが売れないと言われる昨今、ブルーレイの“吹替の帝王シリーズ”が大ヒットしている。特に60年代~80年代にTVで洋画の面白さを知った世代には、吹き替えに思い入れの強い人は多い。しかも、観た時期、観たチャンネルで担当した声優さんが違っていたりするから、各々格別なこだわりがあると思う。クリン...

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icon 2014.4.9

ペンネンネンネンネン・ネネムズ『東京の夜はネオンサインがいっぱいだから独りで歩いていてもなんか楽しい』メンバー全曲解説&アートワーク公開

はじめに  『東京の夜はネオンサインがいっぱいだから独りで歩いていてもなんか楽しい』はペンネンネンネンネン・ネネムズの1stフルアルバムです。 ペンネンネンネンネン・ネネムズは2名の男性ボーカル&ギター、ベース、フルート&キーボード(若妻)、ドラム(サポートメンバー)の計5人で構成されています...

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icon 2014.4.3

Young Fathersインタビュー「ヒップホップよ、その勢いを止めるな」◆エジンバラ発ヒップホップトリオの新作『DEAD』に寄せて

リベリアで生まれたAlloysious、ナイジェリア移民の子孫Kayus、スコットランド出身のGrahamによる、スコットランドはエジンバラ発のヒップホップトリオ、Young Fathers。2008年の結成以来、フリー音源で注目を集め、SXSW2013のライブパフォーマンスでも話題をさらった彼...

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icon 2014.3.23

井上弘久(ex.転形劇場、Uフィールド)インタビュー◆チャールズ・ブコウスキー没後20年にたむける朗読演劇『町でいちばんの美女』に寄せて

2014年3月9日、チャールズ・ブコウスキーは没後20年を迎えた。彼の死を悼み、また感謝を込めて、朗読演劇家の井上弘久さんが、今年も舞台に立つ。   3月4日には、下北沢B&Bで朗読演劇+トークライブを行なった。トークには、『町でいちばんの美女』の翻訳家・青野聰さんがゲストとして出...

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icon 2014.3.18

永山由里恵(響子役)×矢野昌幸(西森役)クロスコラム◆「イヌ」の女と「飼い主」の男の異形の関係を描く『イヌミチ』公開によせて(後編)

永山由里恵(響子役)   23:27映画美学校ロビー パソコンに向かってマスコミに送るメールの文面でも考えてるんだか、 ただ、うとうとしているだけなのか定かではないけど 微動だにしない矢野昌幸の背中を見ながら、このコラムを書いている。 原稿を上げるのが一番遅くなってしまった...

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icon 2014.3.15

セーラーかんな子、貴女はいったい何者だ?◆噂が噂を呼ぶDJ/バンドボーカルがメディア初登場&独占インタビュー

セーラーかんな子という女性をご存じだろうか?MAZE(メイズ)というパーティーのレギュラーDJを務め、ヒップホップイヴェント田中面舞踏会にも出演するなど、ここ最近いろんなところで目にするようになった。同時にswaptv(スワップTV)を中心とした§✝§(サス)では絶叫系のヴォーカルを披露し、おじ...

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icon 2014.3.11

万田邦敏(映画監督)×伊藤理恵(脚本家)クロスコラム◆「イヌ」の女と「飼い主」の男の異形の関係を描く『イヌミチ』公開によせて(前編)

万田邦敏(映画監督)   『イヌミチ』というのは変身の物語だったんですね。今さらなんですけど。脚本を読んだときも、撮影の準備をしているときも、撮影中も、仕上げ中も、「変身」という言葉は思い付きませんでした。思い付いていたら、何かがどうかなったかというと、別にどうにもならないんですけ...

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icon 2014.2.15

やまだないと(漫画家)×斎藤久志(映画監督・脚本家)トークショー完全採録◆『なにもこわいことはない』公開によせて

子どもを生まないと決めた30代の夫婦の日常を微細かつ静かに描き出した映画『なにもこわいことはない』が、新宿K’s cinemaでの公開を経て、いま全国に反響が拡がっている。監督の斎藤久志は、劇場デビュー作『フレンチドレッシング』(97年)を映画化する以前から、やまだないと漫画のファン。『なにもこ...

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jung
icon 2014.2.8

文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞に『はちみつ色のユン』、ユン監督舞台挨拶レポート

2014年2月16日まで開催中のメディア芸術の総合フェスティバル、「第17回文化庁メディア芸術祭」。そのアニメーション部門の大賞に輝いたのが、韓国系ベルギー人であるユン監督の自伝的作品『はちみつ色のユン』だ。朝鮮戦争の影響により、国際養子としてベルギー人一家に迎えられたユンと、その「家族」の成長...

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fathersday1
icon 2014.1.21

『ファーザーズ・デイ/野獣のはらわた』トーキョー・プレミアレポートVol.2◆トロマ総帥ロイド・カウフマンの毒々トーク完全採録

刺激的でマニアックなB級映画を量産し、世界中に熱狂的なファンをもつアメリカの映画製作会社、トロマ・エンターテインメント。その総帥であるロイド・カウフマンが、2013年12月18日、『ファーザーズ・デイ/野獣のはらわた』のトーキョー・プレミアのため緊急来日した。当日のレポートはVol.1に譲るとし...

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kaufman1
icon 2014.1.10

『ファーザーズ・デイ/野獣のはらわた』トーキョー・プレミアレポートVol.1◆その男、レジェンドにつき~ロイド・カウフマン新宿を行く~

『悪魔の毒々モンスター』といえば、泣く子も黙るカルト映画の金字塔。たとえ観たことはなくても、インパクトのあるタイトルとメインビジュアルは、きっとレンタルビデオ店の棚で、カルチャー誌の片隅で見かけた覚えがあるはずだ。そして、その映画を制作したトロマ社と代表のロイド・カウフマンの名前は、もはや映画以...

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マンボーグ(ポスター)
icon 2014.1.5

ロックバンド「オワリカラ」のタカハシヒョウリが語る、アストロン6のZ級SF映画『マンボーグ』の世界

カナダの映画バカ集団アストロン6(五人しかいない)の作品が日本に上陸した。 その先鞭をつけるSF大作『マンボーグ』はまずキャッチコピーからして最高で感動的だ。 「総制作費、パシフィック・リムの237万5000分の1!」 日本円にして8万円だ。      しかし映画がはじまれ...

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楽隊main
icon 2013.12.17

鈴木卓爾監督インタビュー「うさぎみたいに『見続けている存在』がいて欲しい」◆最新作『楽隊のうさぎ』公開によせて

「音の粒をそろえることに集中すると、余計なものは見えなくなるから」。劇中のこの一言に、ぐっと引き込まれた。   「授業が終わったら、早く家に帰りたい」と考えている引っ込み思案の中学1年生・奥田克久は、ある日不思議なうさぎに誘われ、学校で練習時間が一番長い吹奏楽部に入部することに。友...

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fukuwauchi
icon 2013.11.22

東京下町で暗躍するMC福は内、1989年頃に録音したうた・言葉・生活音からなる「うたのまんが」を公開

6歳でデビューし、6歳で引退したという伝説をもつMC福は内。横浜生まれ肉食育ち、おたくなやつはだいたい友達を地で行き、今日も東京下町で暗躍しているそうだが、実態は不明だ。そんな彼女から、音楽になる前の音のコラージュ「うたのまんが」をYouTubeにアップしたという一報が入った。   ...

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sebaxtop
icon 2013.11.18

永原真夏&工藤歩里インタビュー「ヒーローじゃなくてスターでありたい」◆SEBASTIAN X『POWER OF NOISE』発売記念企画(後編)

男女4人組バンドSEBASTIAN Xの2ndフルアルバム『POWER OF NOISE』が8月にリリースされてから、はや3ヶ月。   HEATHAZEでは、彼らのホーム・吉祥寺の街を散策した発売記念企画の前編に続いて、永原真夏(Vo)と工藤歩里(Key)のインタビューを後編として...

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icon 2013.10.10

世界最遅レポート!!「ニコニコ超会議2」に行ってみた!!

漢字一文字の威力について考えることがある。たとえば「神」「激」「爆」「漢」。「神降臨」「激辛」「爆裂」「漢(おとこ)泣き」などなど、他の文字につけるととたんになにか凄いものが降りてきそうだし、とんでもなく辛そうだし、なにかに向かってトバしてそうだし、ほとばしって泣いているんだろうなあという感覚が...

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icon 2013.10.8

8/8 HERE AND THERE vol.2@下北沢GARDEN フォトギャラリー(写真/雨宮透貴)

イルリメ               イルリメさんが描いてくださったフライヤー!  曽我部恵一          ...

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icon 2013.10.6

8/7 BiS階段@渋谷WWW ライブレポ

BiSと非常階段。この悪名高い両者の共演ということで、僕は期待に胸を膨らませつつ、念のために耳栓を用意して渋谷WWWへと向かった。   入場待ちの列に並ぶと、一枚の誓約書が回ってくる。どうやらこの日の演出はすでに始まっているようだ。つまり、ここから先は何がおころうと責任は取らない、とい...

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viim003
icon 2013.9.17

rokapenisインタビュー「自分のやりたい事で無理矢理でも生きていく」◆オウガとメルツバウ出演の「V.I.I.M × WWW vol.003」主催VJに迫る

「濾過光(ろかびかり)だなあ」。2013年4月10日、筆者の企画「HERE AND THERE vol.1」でKILLER-BONGのVJをしていたrokapenisが発する光を見て――rokapenisのrokaが「濾過」をあらわしているかはわからないが――改めてそう感じた。   ...

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写真1
icon 2013.9.6

小原治(ポレポレ東中野)コラム◆沖島勲監督最新作『WHO IS THAT MAN!? あの男は誰だ!?』公開によせて

幻が響く 小原治(ポレポレ東中野)   どうして映画を撮るんですか? こんな質問、話の種にもならない。聞かれた本人が一番困るし、尤もらしく尋ねたところで、野暮になるばかりだ。それでも聞いてみたいと思ったのは、後にも先にも、沖島勲監督ただ一人だ。 1940年生まれの沖島さんは、...

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